┌────────────────────────────────┐ │これは森てるおのホームページ用に参考用として掲載したものであり、│ │誤字、脱字等がある場合があります。正確なものを必要とする場合は、│ │西東京市ホームページ、または西東京市役所でご確認ください。   │ └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 議員提出議案第9号    子宮頸がん予防ワクチンに関する意見書  上記の議案を会議規則第14条第1項の規定により提出する。   平成20年9月25日                  提出者 西東京市議会議員 中 田 惠美子                  賛成者 西東京市議会議員 小 林 たつや                      西東京市議会議員 桐 山 ひとみ                      西東京市議会議員 藤 岡 智 明                      西東京市議会議員 納 田 さおり                      西東京市議会議員 板 垣 洋 子    子宮頸がん予防ワクチンに関する意見書           女性のがんである子宮頸がんの死亡率は高く、毎年約8,000人が子宮頸がんと診断 され、約2,500人が亡くなっています。  子宮頸がんには、他のがんにない特徴があります。一つは、発症年齢が低いという ことです。子宮頸がんの発症年齢層のピークは年々低年齢化しており、1978年ごろは 50歳以降だったのに対し、1998年には30代になり、20代、30代の若い女性の子宮頸 がんが急増しています。  もう1つは、子宮頸がんの原因のほとんどが、ヒトパピローマウイルス(HPV) による感染であるということです。8割近くの女性が一生のうちにHPVに感染する ものの、感染した女性がすべて発症するわけではなく、持続感染により子宮頸がんが 発症すると言われています。このHPV感染を予防するワクチンの研究開発が進み、 2006年6月に米国をはじめ80カ国以上の国で承認されています。つまり、子宮頸が んは「予防可能ながん」ということになります。  しかし、まだ日本ではこの予防ワクチンが承認されておりません。我が国において も予防ワクチンヘの期待は高まっています。  よって政府におかれては、子宮頸がんの予防・早期発見のための取り組みを推進す るため、以下の項目について早急に実現するよう強く要望いたします。                    記 1 子宮頸がん予防ワクチンの早期承認に向けた審査を進めること。 2 女性の一生においてHPV感染の可能性が高いこと、また予防可能ながんである  ことにかんがみ、予防ワクチンが承認された後は、その推進を図るために接種への  助成を行うこと。 3 日本におけるワクチンの開発、製造、接種のあり方に関して、世界の動向等も考  慮し検討を進め、必要な対応を行うこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成20年9月 日                      西東京市議会議長 遠 藤 源太郎   提出先 内閣総理大臣、厚生労働大臣